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ブックマーク / 1000ya.isis.ne.jp (2)

  • 772夜『ホモ・ルーデンス』 ヨハン・ホイジンガ | 松岡正剛の千夜千冊

    先週、小耳に挟んだのだが、リカルド・コッキとユリア・ザゴルイチェンコが引退するらしい。いや、もう引退したのかもしれない。ショウダンス界のスターコンビだ。とびきりのダンスを見せてきた。何度、堪能させてくれたことか。とくにロシア出身のユリアのタンゴやルンバやキレッキレッの創作ダンスが逸品だった。溜息が出た。 ぼくはダンスの業界に詳しくないが、あることが気になって5年に一度という程度だけれど、できるだけトップクラスのダンスを見るようにしてきた。あることというのは、父が「日もダンスとケーキがうまくなったな」と言ったことである。昭和37年(1963)くらいのことだと憶う。何かの拍子にポツンとそう言ったのだ。 それまで中川三郎の社交ダンス、中野ブラザーズのタップダンス、あるいは日劇ダンシングチームのダンサーなどが代表していたところへ、おそらくは《ウェストサイド・ストーリー》の影響だろうと思うのだが、

    772夜『ホモ・ルーデンス』 ヨハン・ホイジンガ | 松岡正剛の千夜千冊
  • 1700 夜 | 松岡正剛の千夜千冊

    千夜千冊も1700夜になった。少なくもないが、多くもない。第1夜を中谷宇吉郎の『雪』で始めたのが2000年の冬の2月23日の寒い夜だったから、今夜で20年目の踊り場に達したことになる。 どんなふうに綴ってきたかというと、1000夜以降は少しペースを落としながら、「放埒篇」として1144夜の柳田国男までを一区切りにした。そこから日浦勇さんの『海をわたる蝶』を嚆矢に「遊蕩篇」として書き継いだ。計画したり予定表を用意したことはない。サド(1136夜)とニーチェ(1023夜)はほしいよな、やっぱり雷鳥(1206夜)や大島弓子(1316夜)や岡崎京子(1549夜)は欠かせない、ようやっと心敬(1219夜)、一斎(1489夜)、湖南(1245夜)を書けた、ああ源氏(1569夜)を入れなくちゃ、バルザック(1568夜)がまだだったな、そんなふうに1夜ずつ通過してきただけだ。 途中、3.11の東日大震災

    1700 夜 | 松岡正剛の千夜千冊
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