塙 保己一 ヘレン・ケラー ヘレン・ケラーが昭和12年に初めて来日した時、まっさきに渋谷の温故学会(塙保己一の学問を継ぐ研究所)を訪問して、保己一の木像に触れ、「私は塙先生のことを知ったお陰で、障害を克服することができました。心から尊敬する人です」と、感謝の言葉を述べています。 塙保己一は盲目でありながら大学者となり、「群書類従」と言う有名な古典全集を編集刊行しています。 「群書類従」は、古今・新古今、源氏物語、神皇正統記などなどを編集した、1270種、530巻666冊に及ぶ大変な労作です。これらの膨大な文献を、目が見えなかった保己一が学ぶためには、いったいどれだけの努力を要したのか、想像を絶します。 「群書類従」をクリックして、是非目録を確認してみてください。この目録を見て感嘆しない人はいないはずです。我々目が見える人間が、この内何冊を読めるでしょうか。 無論、点字など無い時