20代の独身女性の結婚意欲が10年前より向上し、75.6%が「結婚したい」と考えていることが6日、厚生労働省の21世紀成年者縦断調査で分かった。一方、結婚したい20代の独身男性は61.9%と横ばいだった。「婚活ブーム」が背景にあるとみられ、男女の意識差が鮮明になった。 調査は平成24年10月末に20代だった全国の男女を対象に実施。少子化対策に生かすため、10年前の調査と比較した。 これによると、結婚について「絶対したい」と答えた独身女性が41.3%だったのに、男性は26.5%と低迷。「なるべくしたい」は女性34.3%、男性35.4%だった。この2つを合計した「結婚したい人」は10年前、女性69.9%、男性61.8%で、今回は女性のみ増えていた。また、男女ともに、雇用や収入が不安定な「非正規労働者」の結婚を望む率が低かった。 一方、現在交際している異性の有無を聞くと、「いる」と答えた独