丸善の新書コーナで『フード左翼とフード右翼』のタイトルを見たときは、「しょうもないトンデモ本が出てるな」と思ったのですが、著者が速水健朗さんであるのを見て、さもありなんと購入したのでした。 フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人 (朝日新書) 作者: 速水健朗出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2013/12/13メディア: 新書この商品を含むブログ (36件) を見るすごく面白かった。今年読んだ本のなかで一番面白かったです。とてもよかったので、みなさんも読みましょう、買って読みましょう、というのがこの文章の要旨です。あとはおまけです。 食べることは、すべての人にとって重要なことなのは当然ですが、この本では「食」についてのそれぞれの志向を整理することで、わたしたちの政治的立ち位置を捉えられるのじゃないかという試みがなされています。 「フード左翼」「フード右翼」という言葉は著者の