前に上野千鶴子の処女喪失作である「セクシィギャルの大研究」を読んでから、貨幣の最初はセックスから始まったのではないかという妄想が頭から離れない。 ・[書評]セクシィ・ギャルの大研究―女の読み方・読まれ方・読ませ方 上野千鶴子は本書で見事に性的な記号が原初的であり、普遍的であることを証明してみせたと思った。唇に指を重ねるしぐさ、背中を向けた女性がふりかえる姿、みな見事にセックスと関連している。かつ、ひとつひとつのしぐさや姿勢が一定の記号という単位を持っている。 つまり、セックスとはヒトにとって価値を持つ単位であるということだ。そして、ヒトはヒトが欲望するものを欲望するという真実から、セックスが貨幣に成り得たのではないかとい妄想が誕生した。 しかし、それ以上には貨幣とセックスの関係についての思考の糸口がつかめなかったのだが、先日、palさんのぶくまを見ていてひらめくものがあった。 要は、セック