ブックマーク / business.nikkei.com (4)

  • 米国務長官演説は「ハル・ノート」だ

    12月15日、国連安保理の閣僚級会合でティラーソン国務長官は「対話するには、まず北朝鮮が挑発をやめる必要がある」と従来の発言を繰り返した(UPI/アフロ) 初回は無条件で 「米国が北朝鮮と対話に乗り出した」と思っていました。 鈴置:そう勘違いしている人がけっこういます。ティラーソン(Rex Tillerson)国務長官のアトランティック・カウンシル(Atlantic Council)での演説がきっかけです。 前回にも引用しましたが、世界中のメディアがこの演説を誤読して「米国が対話路線に転換か」と報じました。それが完全な誤りだったのです。 この演説をきちんと読んだ安全保障専門家は「路線変更などしていない」と受け取りました。対話路線どころか、最後通牒と見なした専門家もいました。 ティラーソン国務長官は「初めの会談は前提条件なしに会おう」(we’re ready to have the firs

    米国務長官演説は「ハル・ノート」だ
  • 「お姉さんはきれいだが、トイレは汚い」

    「お姉さんはきれいだが、トイレは汚い」
  • ウツ社員への企業のホンネとマツコの名回答

    やっぱり増えてる。 世間ではあんまり騒がれないのが不思議なくらい、どこの職場にも増えている。 うつ…。いや、正確には“うつ傾向”。数か月休職し、復職を目指す人たちである。 「1年近く休職していた人を、どうやって受け入れればいいのか。メンタルで休んでた人の復職は、他の部署でも上手くいっていないので……」 先日も40代のチームリーダーの女性に相談を受けた。 “女性の方がいいだろう”という、根拠なき上からの方針で、メンタル不調だった社員を押し付けられた、というのである。 「押し付ける」という言葉は、復帰する社員を慮れば使うべき言葉ではないかもしれない。 当に申し訳ない。 だが、彼女の話を聞くと使わずにいられなかった。 というわけで今回は「復職って…」という至極曖昧なテーマで、アレコレ考えてみる。 復職者のケアを任された側の悩み 「数年前に比べると会社が弱腰になったというか、完全武装してるといい

    ウツ社員への企業のホンネとマツコの名回答
  • カタキ役のいないW杯

    来年の6月に開催が予定されているFIFA2018ワールドカップ(以下「W杯」と表記)ロシア大会に出場する、32カ国の代表チームが決定した。 大きな話題を呼んでいるのは、イタリア代表が60年ぶりにW杯への出場を逃したことだ。 大変に残念な結果だ。 私は、必ずしもイタリアのサッカーが大好きな観戦者でもないのだが、彼らの敗退には自分でも意外に感じるほど落胆している。 それほど、彼らは特別な存在だった。 サッカーの世界において、イタリアは、強豪チームでもあれば名門チームでもあるのだが、それ以上に、ある種の憎まれ役として決勝トーナメントの舞台には欠かせないキャラクターだった。 佐々木小次郎のいない宮武蔵物語が狙い通りのスリルを演出できず、ダースベーダーの出演しないスターウォーズのエピソードがたぶん観客を魅了できないのと同じように、イタリアが出場しないW杯は、多くのサッカーファンを失望させるはずだ。

    カタキ役のいないW杯
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