姫に会いたいなあ。 きっとそう思っているに違いないプーちゃんのために、 前に姫に会った時間帯に合わせて 姫を待ち伏せしてみました。 散歩で会うワンコたち全員が どこに住んでるのかは まだまだ把握しきれていません。 会話をしているうちに徐々に知ったり、 ちょうど家から出てくるタイミングで出くわしたりして、 なんとなくワンコマップが出来上がっていきます。 中には遠いところから来ているワンコもいて、 １回した会ったことない場合もあります。 姫が住んでるお城もどこなのか知りません。 姫は坂の上からやってくるので、 坂の下のコーナーでしばらくウロウロ。 来ないかなあ。 来ないかなあ。 私がソワソワしてしまいます。 するとその時コーナーを早足で下りて来たのは 相性の悪いシバちゃんでした。 しまった！ジョーカーだった！！！ プーちゃんいきなり吠え吠えモード。 急いで帰宅することに。 ごめんねシバちゃん。

ワンコが喜んでいる時ってどんな行動をしますか。 例えば私が買い物から帰ってくると、 プーちゃんは匂いを嗅いで人物確認をし、 その場で喜びの舞を披露します。 顔を斜め上にあげ、 ギャウギャウと声をあげながら、 足をバタつかせ、腰をくねくねします。 ちょっとむっちりしたお尻をプリプリふる姿は 極上の可愛さです。 買い物に行く時は、 帰ってこの舞を見るのが楽しみで 光の速さで用を済ませて帰宅します。 それにあまり長く待たせてしまうと 玄関で妖怪に変身してしまうのです。 ただ、何度もこの舞を見ているうちに どこかで見たことがあるような気がしてきました。 それが何なんだか… 考えて考えて… もしかして… それはウナギイヌなんじゃないかと？ →過去の玄関の妖怪はこちら

夏は暑いので私もフローリングで ゴロゴロしながら雑誌を読んだりします。 するとフローリングの住人プーちゃんが すかさずやってきて、 雑誌の上にズカズカ乗ってきます。 明らかにわざとです。 犬猫あるあるですね。これ。 ものすごくジャマなので ジャマーマンと呼んでます。 では、 ジャマーマンが現れたらどうするかというと、 雑誌の隅を両手で握り、 手前にゆっくり引き抜きます。 テーブルクロス引きのゆっくり版です。 意外に簡単に引き抜けます。 今度はジャマーマンの上に雑誌を立てかけて読みます。 そしてページをめくるたびに おでこをこちょこちょしてあげると、 鼻をブヒブヒ鳴らしてご機嫌になります。 なるべく早くページをめくるのがコツです。

散歩で会う飼い主さんとは ワンコの話題で盛り上がります。 フードやおやつや病気の話。 同じワンコ飼いですから ワンコあるあるは笑えます。 いろんなネタが痛いほどよくわかります。 あ、いや、フードを食べ残して困るわ問題は 痛みがわかりません。 優しい目をしたラブラドールのお母さんは ごはんやおやつを手作りしていて、 メニューや作り方などを教えていただいたりします。 よそのお家ではオサレなオヤツを食べています。 プーちゃんもあやかろうではありませんか。 そうやって話をしている間、 プーちゃんは足の間にはさまって、 顔だけ出して話を聞いています。 うんうん、キャベツは細かく切るのね。 なんて顔だけ会話に参加しながら、 身体は安全確保のため隠れています。

蚊が発生する時期はフィラリア予防薬を 毎月飲ませます。 小さい薬ですから飲み込むのは簡単ですが、 薬を嫌がるワンコが多いので、 いかに気付かれないように確実に与えるかが 重要です。 薬を嫌がるワンコ用に 美味しいビスケット調になってるタイプもあるそうですが、 獣医さん、まずはこれを試してってことで ごくフツーの薬をくれました。 もし嫌がったら好物にくるんで与えるよう 細かい作戦も教えてもらったので、 バナナやリンゴを使ったシナリオを 何通りも考えました。 ではまず第一段階。 ごはんの時、フードの中に薬を埋めてみます。 よしっの合図で ガツガツ食べ始めるプーちゃんを、 横でいつ気付くかいつ気付くかと ニヤニヤしながら見張っていました。 プーちゃんのごはんは１分以内。 食べ終わると 横にいる私を満足げな顔で見ながら 口の周りをペロペロしています。 さて、お皿の中は〜？ フードとともに薬も完食で

坂の上からやってくる 真っ白のフワフワの狆ちゃん。 たまにすれ違うワンチャンです。 尻尾をフリフリさせてトコトコ歩く姿が、 誰をも振り向かせるほど可愛らしく美しく、 この界隈ではお姫様的存在です。 まさに高嶺の花っていうんでしょうか。 まあ、ですがプーちゃんは犬嫌いな犬でして、 誰にも興味なくすれ違ってもスルー。 そうです。 だからお姫様もいつもスルー… あれ？ 行くんかい？？？ プーちゃんなんと姫に向かって突進。 お尻やお顔をクンクンしてクンクンして、 またクンクンして、ひつこくクンクンして、 姫の横で尻尾あげてブヒブヒ全開です。 そして寄り添うように立ち、 大きく構えてドヤ顔です。 もう2人のまったり空間ができあがり、 動き出しません。 プーちゃん これは もしかして… →過去の犬嫌いな犬の話はこちら

一面に緑が広がる大草原。 青い空に白い雲。 遠くに牛さん。 気持ちの良い風。 こんなところに来たかったのだよ。 大草原を独り占めでひと休み。 ドッグランではないけれど走るかな？ プーちゃんの反応は… 予想通り動かず。岩パグ。 しかもパグ座りで落ち着いちゃってます。 プーちゃんは全くアクティブではないけれど、 どこへ行っても家族とくっついていれば ブヒブヒいってご機嫌です。 その後の旅は 動かないプーちゃんの写真を撮りまくる パグ撮影会になりました。 いい写真が撮れました。 でもなんでだろ。 半分は妖怪登場してるし。 写真を撮るのにちょっと離れただけで心配そうな顔になるプー

プーちゃんがやってきてから１週間経った頃 散歩に変化が見られはじめます。 自分から前へ前へと進み、 電信柱のにおいを嗅ぎ、 脚を高々とあげてチッコしています。 散歩コースの電信柱を 最後の一滴になるまでくまなく巡ります。 ウンチは完全に外派。 道の隅っこでくるくる回って毎日快便です。 落ち葉や風のにおいを嗅ぎながら、 ブーブー鼻を鳴らしててけてけ歩きます。 たまに小走りになる時さえあります。 でもあまり調子にのると、 脚から出血してしまいます。 最後の一滴ももうなくなって 家に向かって歩いていると、 ちょうど家と道路の境目のところで くいっと曲がって玄関へと歩いて行きました。 自分の家をおぼえた！！！ 嬉しくてなんだか泣けてきた出来事でした。 保護犬さんは毎日少しずつ 新しい環境に慣れていきます。 早い子もいれば、 時間がかかる子もいるかもしれません。 でもどんな子も必ず変わっていきます。