クラスを理解するうえで重要になってくるのがオブジェクトです。クラスとオブジェクトは似て非なるものです。オブジェクトとはクラスを元にしてつくられたコピーを指します。クラスでは「データを保持できる」という性質をもっているため、複数の処理でひとつのクラスにアクセスした場合、データの上書き(不整合)を引き起こす危険があります。そのため、処理に応じクラスのコピーを作成し、そのコピーに対してアクセスすることが考えだされました。実際に使う場合には、まずクラス本体には手を加えず、オブジェクトと呼ばれるクラスのコピーを作成しそれを処理の対象としてプログラムを組んでいきます。 TOP インスタンス化 クラスのコピー(オブジェクト)を生成することを「インスタンス化」といいます。インスタンス化とは、クラスを扱うための「自分専用の領域」を確保する行為ともいえます。PHPでは、クラスのインスタンス化を次のようにnew