コンサルティングの仕事が魔法のようにあふれ続け、次の顧客の次の問題を解決することにだけ集中すればよいのであれば、どんなにいいだろうか。残念ながら、コンサルティングの仕事はそういうものではない。この業界である程度の経験があれば、コンサルティングをすることと、コンサルタントとして商売をすることは違うということを知っているはずだ。 正直に言おう。筆者がこの仕事に足を踏み入れたときには、ウェブサイトも、名刺も、顧客を幸せにし続けること以外に実際のマーケティング戦略も、何も持っていなかった。筆者は始めこそ幸運に恵まれ、評判や紹介を得ることができたが、ある時点で、コンサルティング事業を続けていくことについて、真剣になる必要が出てきた。 コンサルティングの仕事をしてきた年月が長かろうが短かろうが、コンサルティングのビジネスとしての側面について真剣に考えなければ、いつの間にかベンチに縛り付けられて、その状