2020年5月時点の株価時価総額が10兆円を超えて日本の全上場企業の中で2位に躍り出た「キーエンス」。時価総額1位が「トヨタ自動車」、2位が「キーエンス」、3位が「ソフトバンクグループ」で、この会社がいかに凄い会社であるかが良く分かる。しかも創業者であり会長を務める滝崎武光氏(⬆上の写真)は、ダウンタウンの松本人志も出た尼崎工業高等学校出身の高卒で、過去に二回も会社を倒産させた経歴の持ち主だという。2度の倒産を経て1974年29歳でキーエンス(創業当時は「リード電機」の名称)を創業。売れる商品を開発するため、破格の給料で技術者を集め各種FAセンサーを軸に計測機器・情報機器・顕微鏡など高付加価値製品群の自社開発に成功。さらに滝崎氏は生産は外注し研究開発だけに特化し、設備負担の軽いキーエンスは「無借金経営」を実現、値引禁止で50%に迫る驚異的な営業利益率を確保してきた。滝崎氏は社員に平均年収2
