パナソニックは、テレビの国内生産から撤退したことを明らかにしました。 収益力の低迷が理由で、今後は海外での生産に集約していくことにしています。 パナソニックは、栃木県宇都宮市の工場で続けてきた有機ELテレビの生産をことし3月末で終了し、テレビの国内生産から撤退したことを10日の決算に関する記者会見で明らかにしました。 少量の生産でコストが高く、収益力の低迷につながっていたことが撤退の理由だとしています。 今後は、マレーシアやチェコなど海外での自社生産に集約するとともに、中小型の液晶テレビは中国の電機大手TCLに生産委託する方向で交渉を進めています。 宇都宮工場はテレビの製造工法の開発や、補修部品の生産を行う拠点として残すとしています。 パナソニックは、旧松下電器産業の時代、1952年からテレビの国内生産を始め、最盛期2010年度には世界で2000万台以上を販売し、長く会社の花形部門でした。
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