トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事 【社会】 東電の発信能力に懸念 相次ぐデータ修正や発表遅れ 2011年3月24日 02時18分 福島第1原発の事故で、東京電力や経済産業省原子力安全・保安院の記者会見で、情報公開の遅れやデータの修正が目立つ。国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長が「報告が不十分で対応が限られてしまう」と苦言を呈するなど、情報発信のあり方が懸念されている。 23日、東京都千代田区の東電本店での記者会見。東電は、第1原発敷地内での放射線測定で、2回と説明してきた中性子線の検出回数を13回に訂正した。中性子線の検出は、核燃料が外部に漏れた可能性を示す。 広報担当者は「検出限界のぎりぎりの数値で、リスクがあるとは言えない程度」と釈明する。だが、東電側は誤りに気づいたのは15日。訂正までに1週間以上かかった。 経済産業省の西山英彦大臣官房審議官は23日午前の会