その昔はデーン人の故地でありデンマーク領だった、スウェーデン南部のスコーネ地方。その名から容易に想像がつくように、世界第3位のトラックブランドであるスカニア社の発祥の地としてもよく知られており、自動車産業にとっては実は馴染みの深い土地であったりする。 しかし、スコーネ地方で今、最も注目されている自動車ブランドといえば、ケーニグセグ社をおいて他にない。その昔、窮地に陥ったサーブ社を買収しようとしたことで名を売ったが、今では初志貫徹、世界最高峰のオリジナル設計ハイパーカーを生産するメーカーとなった。 日本からケーニグセグ社へ向かうには、スウェーデンの首都ストックホルム、からではなく、デンマークの首都コペンハーゲンの空港でレンタカーを借り、エーレスンド橋を渡って海超えするほうが便利である。スウェーデン第3の都市・マルメの先にエンゲルスホルムという小さな町が見つかるはずだ。ケーニグセグ社は、そこに
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