この写真は競技直後、表彰台に立つショーン・ホワイトを撮影した1枚。テレビでは報道されなかった一幕だ。撮影したGetty Imagesのチーフフォトグラファー、キャメロン・スペンサーによると、「観客に向かって応援の御礼のお辞儀をした瞬間」とのこと。この1枚をキャメロンは「まったく予期せぬ行動から多くのことを読み取ることができる。決定的な瞬間。いつもこういう瞬間を待ち構えている。男子スノボのハーフパイプ決勝の中でも一番好きな1枚」と述べる。 われわれ日本人にとってお辞儀は珍しい光景ではなく、この写真も「予期せぬ行動」や「決定的な瞬間」と表現することには、いまひとつ得心がいかないけれど、欧米文化圏のオーストラリア出身のキャメロンには、ショーン・ホワイトのお辞儀姿の中にさまざまな想いが見えたのかもしれない。印象に残るコメントだった。
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