Photos: Taka Mayumi @ sept Styling: Baby Mix Hair: Toshihiko Shingu @Serge Make-up: Rie Omoto @ 3rd Words: Kosuke Kawakami 「それは、僕がずっとそう感じながらこの仕事をやっているからかもしれませんね。ずっと安心できる場所を探しているような気がします」 映画デビューは12歳。ハリウッド映画『ラスト サムライ』に出演。トム・クルーズと共演した。この最初の映画経験がのちの彼にも大きな影響を与えた。 「いまだにハリウッドと日本の映画業界を比べてしまいます。人材、環境、作品づくりに対する考え方。子どもながらにいろいろ感じていたんでしょうね。いまの日本映画を取り巻く環境にどうしても満足できないでいますし、それはやっぱり変えていきたいと思っています」
ピンストライプが歩いてくる。ボトムスはショートパンツでトップスはコート。パンツよりコートの丈のほうが長い。縞間の幅はコートのほうが広いので、上半身の大きいパワーシルエットに見える。が、ストライプシャツとレジメンタルタイ、Vネックニットのインナーのせいか、襟元はほんの少しトラッドっぽい。 そんな、一連のストライプ・シリーズ=ヴェルサーチによるテーラードの提案が過ぎると、カジュアルゾーンへと突入する。そして、ヴェルサーチによる「古典」が顔を出す。ブラック&ホワイトのグラフィカルなプリントや、淡くクールなベビーパステル。極め付けはメデューサの顔やグリークキー(ラーメン丼のふちに似た連続模様)が入った、鮮やかなプリント柄。いずれも、古代ローマやギリシャの意匠をモチーフにした、同ブランドのアイコンである。 普通、創業者の後を継いだデザイナーは、過去の遺産をあまり使わなくなる。しかし、ドナテッラ・ヴェ
ゆったりしたハイネックのグレーシャツ、深い股上の濃いグレーのパンツ。その次は、ポケットさへ見えない超シンプルなブルゾンと、すんなりした同色のパンツ。続いて、涼しげなライトグレーのシャツに、やはりディテールの見えない(無い?)グレーのパンツ…。 とにかくシンプル、すっきりしたコレクションに、会場一同は、ほっとする。なにしろ当日、パリの日中平均気温は、35度を越えている。暑い夏は、着るのも見るのも、こういう「さっぱり」しているのがいいね! 「これはスーパー・ミニマルなんだ」と、デザイナー、クリストフ・ルメール自身も語る。イメージソースは『クラフトワーク』。70s~80sに活躍したドイツのプログレッシブバンドで、独特の電子音を聞けば「ああ、これか」と誰でもわかる。彼らの大ヒット『THE ROBOTS』では、メンバー全員がシンプルな赤いシャツと黒のタィ、そしてグレーのパンツをはいて、ロボットのよう
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