これまではボディサイドに刻んだ水平で直線的なキャラクターラインがエクステリアの印象を大きく支配してきたが、新しいデザイン言語では、ボディサイドをショルダーからボトムまで、なだらかな曲面で覆ういっぽう、前輪の後方にエアアウトレットを思わせるデザイン上のアクセント(BMWはエア・ブレサーズと呼ぶ)を追加。ここを始点として、ボディ後方に向けて一直線に上昇していく一種の“くぼみ”を設けている点が特徴的だ。 また、フロントグリルの形状はモデルによって異なるものの、キドニー・グリルを低い位置に配置することで視覚的な重心を下げたほか、キドニー・グリルそのものをより大胆なデザインにすることで、その存在感を高めている。 BMWはこの新しいデザイン言語を、今年5月イタリア・コモ湖で開催された「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィッラ・デステ」で披露した「8シリーズ コンセプト」にはじめて採用、今回のフランクフルト・
2017年は、BMWのフラッグシップサルーン、7シリーズにとって、記念すべき節目の年だ。生まれてちょうど40周年を迎えたのみならず、7シリーズの最高峰グレードとなる12気筒エンジン搭載モデルの誕生30周年でもある。 1987年に、戦後初めてのドイツ製12気筒エンジンを積んだ750i(E32型)がデビューしたとき、そのパワースペックは300hpだった。その後、クルマとエンジンは年を追うごとに進化をつづけ、今回紹介する最新モデルの12気筒グレードにいたっては、初代の倍以上の610hpの最高出力を発揮するに至っている。技術の進化を思わずにはいられない。 2015年に登場した最新世代のG11(ロングはG12)は、デビュー後12ヵ月で先代モデルよりもおよそ3割増の販売台数を記録した。カーボンコアを核とする強固で軽量なボディ構造が、大型サルーンとは思えない運動性能を実現、性能重視派のBMWファンを狂気
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