かなりスポーティ。ジャージ・スタイルもいくつか登場。ディアドラともコラボレーションしている。朝、軽くランニングした後、そのまま気軽にカフェで朝ごはんを食べられちゃいそうなスタイル。ショーが後半に向かうと、ベージュや茶を中心にアレンジした都会的で原宿デートにぴったりなルックが続く。エミリオ・プッチよりかなりカジュアルな、マッシモ・ジョルジェッティの世界観に拍手。
![原宿デートにぴったり?なMSGMの2017年秋冬コレクション](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c7ada25eced7c66bb82af9193492315023849719/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmedia.gqjapan.jp%2Fphotos%2F5d279a2bf05c650008e44097%2F16%3A9%2Fw_1280%2Cc_limit%2Feye.jpg)
テーラードはいつも以上にクラシックな雰囲気。ダブルブレストのチェスターコートのラペルは太めで、肩から胸にかけての構築的なパターンは、モードというよりはクラシコイタリアのそれに近い。細かな千鳥格子のダブルブレストのスーツや、今シーズンのトレンド柄に浮上しているグレンチェックやグレーのシングル3つボタンのスーツも、正面から見るかぎりは極めてプレーンな形をしている。 しかし、横から見ると印象は一変する。ほとんどのパンツは、裾のサイドにスリットが入っていて、縦に広がるフレアシルエットになっているのだ。70年代のヒッピーというよりは、どこか都会的で色気のある雰囲気。そんなパンツに合わせるのは、ダブルモンクストラップのレザーシューズや、都会的にアレンジされたマウンテンブーツだ。
オーケストラの生演奏の向こうから、実に優雅なラグジュアリーストリートのスタイルが向かってくる。1時間前に行われたヴェルサーチに続き、こちらも赤、とりわけバッファローチェックが印象的なルックが続く。そしてカラーパレットが黒に切り替わると、スタイルがアーバンカウボーイならぬ、アーバンガウチョに変わった。 デザイナーのマルセロ・ブロンは何を隠そうアルゼンチンのパタゴニア出身なので、ガウチョがキーワードとなっている。またバックスタイルには、蛇のアップリケがついたジャケットも。これはアレッサンドロ・ミケーレ(グッチ)から借用したのではなく、パタゴニアで見かけたものだろう。 最後に色使いはカーキへと切り替わり、我らが秋元梢もモデルとして登場。デザイナーのオファーで、スペシャルブッキングされたとか。このカーキシリーズでは、2タックが裾まで続き、大きなプリーツとも思えるリブパンツは目から鱗でかなり欲しいと
言うまでもなく、現在の世界情勢は不安定である。そんな状況を反映してか、ファッションの世界でも、政治的なメッセージやスタンスを表明するデザイナーが増えてきている。米ミズーリ州カンザスシティ出身のファッションデザイナー、ジェレミー・スコットもそんな勇者のうちの一人だった。 会場に入ると、まず目に飛び込んで来たのはアートピースだ。床には役目を終えた箱物のパソコンやレコードプレーヤーが散乱していて、それらを繋ぐ無数の配線が天井から垂れ下がっている。会場にもまるで廃墟のように配線がぶら下がっていて、配線の間のLEDが、人を不快にさせるリズムで点灯を繰り返している。取材当日、10近くのショーを見てきた疲れた体に鞭を打つような演出で、正直うんざりした。 ショーは、戦隊物のアニメの総柄ルックで幕を開けた。70〜80年代のガンダム的なクラシックなロボットが宇宙で戦っている柄で、近年ではJ.W.アンダーソンな
© 2024 Condé Nast | WEBサイト内の商品価格表示について、2021年4月1日以降は消費税込み総額表示に統一いたしました。
ニール バレットがミラノ・ファッションウィークで発表した最新コレクションは、定番のロックスタイルを踏襲しつつ、都会的な洗練も感じさせる内容だった。解説付きで全ルックをチェック!
マルニ最新コレクションはデジタルな要素を取り入れたポップなスタイルが広がる。ミラノ・ファッションウィークで発表された最新ルックを解説付きでチェック!
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世界中でたんに“アルマーニ”としてのみ知られているこの人物については、いまさら何を語り、何を書くことができるというのだろうか。アルマーニさんは、ほかにはあと数人しかいないファッション・デザイナーとともに、メンズ・ファッションとは何か、ということを定義してみせた人物である。そうして、メンズ・ファッション界に、かつて存在しなかったエレガンスと華のあるカジュアルさをもたらした。 彼の手腕は今も変わらず鮮麗で、モダンだ。ソフトショルダーのジャケット(まるでセーターのようだ)から、ゆったりとしたトラウザーズにいたるまで、類がなく、また革新的であり続けている。男をドレスアップしたい気持ちにさせ、そしてドレスアップした自分に満足感を与えるアルマーニ流のやり方は、ほかにないものだ。 私はアルマーニ氏のもとで働いたことがあるが、彼はいつでも親切に接してくれて、優雅に振る舞い、私たちを勇気づけてくれた。まるで
ディーゼル ブラック ゴールドの最新コレクションは、“ジャパン”がテーマのひとつになっているようだ。ミラノ・ファッションウィークで発表された最新ルックを解説付きでチェック!
ジョルジオ アルマーニが誇る最上級のオーダーメイドサービス「メイド トゥ メジャー」をあの北島康介が体験。ディテールまで徹底的にこだわるアルマーニ流オーダーメイドにさすがの北島も驚きを隠せなかった。 写真・長友善行 スタイリング・櫻井賢之 ヘア&メイクアップ・多田亜樹博 文・川上康介 北島にとって初めてのオーダーメイド。「いままでは少し直すくらいでいいと思っていました。出来上がりが楽しみです」。 デニムにミリタリージャケットを羽織って、北島康介がアルマーニ / 銀座タワーへやってきた。あまりにふらっと無防備に歩いてくるので、こちら心配になるほど。まわりの目を気にしながら声をかけると、笑いながら言った。 「大丈夫ですよ。もう一般人だから」 この気さくさが彼の最大の魅力だ。 北島康介が新しい道を歩き始めている。2016年4月、引退。現在は第二の人生への助走期間といったところだという。 「これか
フォーマルウェアが進化している。フォーマルなディテールを取り入れたアイテムや、ディナージャケットの着崩しスタイルなど、ファッションとしてフォーマルウェアを楽しむ。
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