写真は1990年の7月8日、第14回イタリア大会の優勝セレモニーの一場面。決勝でアルゼンチンを1対0で下した西ドイツ代表選手たちがトロフィーを手に沸いている。当時を知るGetty Imagesのシニア・ヴァイス・プレジデント、ケン・メイナルディスが舞台裏を語る。 「写真がブレているのは、トロフィーが渡された瞬間にスタジアムの照明がムードづくりのために消されてしまって暗かったからです。 FIFAの役員にすら照明を消す段取りが伝わっていなかったハプニングでしたが、撮影したサイモン・ブルーティは瞬時にシャッター・スピードを落とし、選手たちの表情をとらえました。トロフィーを持ったユルゲン・コーラー選手の顔を見てください。熱狂した選手たちの躍動が伝わってくる1枚になりました!」