短編映画の面白さを伝えたい」という一心で別所哲也さんがジョージ・ルーカス監督にメールを送ったのが20年前。日本未公開の短編映画の公開と、レセプションに来日してもらう約束を取り付けて、第1回SSFFの開催にこぎ着けた。あれから20年、集まる映画作品は過去最高の約1万に増えた。初回から映画祭代表を務める別所さんは、この成長に達成感を感じているのではないか、と訊ねると、返ってきた答えはこれからSSFFをどう発展させていくかについてのものだった。20周年の感慨に耽ったりなどしないのだ。 「インターネットの時代になって、誰もがスマートフォンで動画を見るようになりました。僕はこれからの10年で、映画と動画の境目がシームレスに変化してゆくと考えています。そこで、今年からオンラインのシアターを始めました。それから、『VR SHORTS』、つまりVR(ヴァーチャル・リアリティ)で体感する短編部門もつくりまし
1947年徳島県生まれ。主な代表作に、『がきデカ』『喜劇新思想大系』『光る風』など多数。1990年にマンガの筆をおき、本名の〈山上龍彦〉として、『兄弟!尻が重い』『蝉花』『春に縮む』などを発表。 2003年より、再び〈山上たつひこ〉として、小説『追憶の夜』(現在『火床より出でて』と改題)を発表し、漫画「中春こまわり君」を描く。原作を担当した『羊の木』(いがらしみきお画)で、2015年文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞。最新刊は自伝エッセイ『大阪弁の犬』(フリースタイル)。 和泉晴紀(いずみ・はるき) 1955年石川県生まれ。1981年に久住昌之とコンビを組み〈泉昌之〉としてデビュー。泉昌之名義の主な代表作に『かっこいいスキヤキ』『ダンドリくん』『食の軍師』、和泉晴紀の単著に『インテリやくざ文さん』『キュービック城の秘密』など、また他の原作者と組んだ作品に、『辺境酒場ぶらり飲み』(原作・藤木TD
オールホイールステアリングは、モーターの力で最大5度後輪に角度をつけるシステムだ。車庫入れなど低速では前輪と逆位相に切れて取り回しをよくし、高速では同位相で操縦安定性に寄与する。 先行して発売されたアウディ車で試したかぎり、たいへん便利で機能的なシステムだった。とりわけ車体が約5メートルのQ8ではありがたいはずだ。 ダッシュボードには、その他の新型モデル同様に、「MMIタッチレスポンスディスプレイ」なるインフォテインメントを中心とした操作システムを組み込んでいる。ドラッグ&ドロップ機能など、スマートデバイスのように車両の操作を自分の好みで設定できる。 2019年初頭には「リモートガレージパイロット」を導入予定とアウディは説明する。ドライバーによる監督の下、車両の車庫入れや車庫から出す操作を自動的に行えるシステムだ。 スタイリングは、1980年に登場したオリジナルの「アウディ・クワトロ」を連
スイス国鉄の多くの駅に設置する鉄道時計「スイス レイルウェイ ステーションクロック」。このデザインをモチーフとした、モンディーン社のコレクション「スイス国鉄オフィシャル鉄道ウォッチ」は1986年に登場、現在も世界各国で多くのファンがいる。 専用開発のケースは、世界最大の化学メーカー、ドイツ・BASF社と連携、開発したひまし油ベースの樹脂素材を使用する。ひまし油とはトウダイグサ科のトウゴマ (唐胡麻) の種子“蓖麻子”(ひまし) から得られる植物油の一種。この天然の樹脂素材は、これまでのプラスチックベースとほぼ同等の性能を有するという。実際に触れてみても、その差は感じられなかった。 また、ストラップは天然ラバーを使用。付属のポーチは、ペットボトルをリサイクルしてつくられており、時計用以外にスマートフォン用としても使用できる。 価格は1万9800円(税抜)。ラインナップ中、最安価だがチープな印
写真は1990年の7月8日、第14回イタリア大会の優勝セレモニーの一場面。決勝でアルゼンチンを1対0で下した西ドイツ代表選手たちがトロフィーを手に沸いている。当時を知るGetty Imagesのシニア・ヴァイス・プレジデント、ケン・メイナルディスが舞台裏を語る。 「写真がブレているのは、トロフィーが渡された瞬間にスタジアムの照明がムードづくりのために消されてしまって暗かったからです。 FIFAの役員にすら照明を消す段取りが伝わっていなかったハプニングでしたが、撮影したサイモン・ブルーティは瞬時にシャッター・スピードを落とし、選手たちの表情をとらえました。トロフィーを持ったユルゲン・コーラー選手の顔を見てください。熱狂した選手たちの躍動が伝わってくる1枚になりました!」
4月に発売されたシュプリームとのコラボに続き、リモワはストリートシーンを率いるもうひとつのビッグブランド「オフ-ホワイト」と手を組んだ。両者によるスーツケースはなんと、透明素材を使った型破りなデザインである。 オフ-ホワイトのデザイナー、DJ、ルイ・ヴィトンのメンズウェア・アーティスティックディレクターなど複数の肩書きをもつヴァージル・アブローは、ラグジュアリーとストリートの融合したユーモアのあるスタイルを得意とするが、今回リモワのためにスーツケースを製作し、その遊び心がエスカレートしている。 透明のポリカーボネイトをスーツケースのボディに採用し、透明の素材感を生かすために内装のライニングは取り除き、荷物を入れれば丸見えの状態になるという斬新すぎるデザインだ。ホイールやロック、テレスコープハンドルはブラックで、透明素材とメリハリをつけてモードな印象に仕上げた。オフ-ホワイトの代表的モチーフ
「北海道の幸は北国ということもあり1年を通して、料理の味つけはとにかく濃い。だから日本酒と合わせるのは至難の業です。酒屋さんから教えてもらった銘柄やイベントや勉強会で酒蔵さんのお話を聞いて気になったものを取り寄せ、まずはテイスティング。うちの料理と合うと判断したもののみ店頭にだします。北海道の地酒も必ず1、2本は用意していますが、地のもの同士の相性がいいのは当たり前。だから私は、北海道の幸をあえて九州や西日本など遠くのお酒とペアリングし、来店するお客様に楽しんでいただきたいんです」 藤橋さんが最近注目するのが山廃(自然界に存在する乳酸菌、酵母を取り込んで造る日本酒)だ。なかでも愛知県藤市酒造『菊鷹』の山廃純米吟醸は注目株だという。 「愛知県の藤市酒造さんの『菊鷹山廃純米吟醸酒 雄飛 無濾過生 27BY』は衝撃的でした。杜氏は、日本酒業界では有名な「山本スペシャル」を世に送り出した山本克明氏
京都の名店「草喰なかひがし(そうじき なかひがし)」の三男であり、フードディレクターとして世界で活躍する中東篤志氏が、キャデラックのために鎌倉でユニークな料理を作り上げた。 文・小川フミオ 写真・Cadillac
“いつも裸なのに、ファッションの賞をいただくなんて” ──キム・カーダシアンがインフルエンサー賞を受賞 Instagramのフォロワー数が1億人超えのキム・カーダシアンが、CFDAのインフルエンサー賞に輝く。 Words by Winsome Li (GQ)
ピット外では、新型カマロの富士スピードウェイ外周試乗がおこなわれたほか、新型カマロやコルベットのオーナーを対象としたドライビングアカデミーも開かれ、オーナーたちが自身の愛車をドライブして運転スキルの向上を目指した。 本コースではレーシングドライバーの運転するコルベットに同乗するよるレーシングタクシー体験もおこなわれ、イベント終盤のグランドパレードフィナーレには合計122台のシボレーが参加した。 当日は、コルベットの国内5台限定モデル「グランスポーツ“Sebring Orange 65 Edition”」もお披露目された。多数の来場者が熱い視線を送る中、GMジャパンの若松格社長自らアンヴェールをおこなった。この特別モデルは1953年の初代コルベット登場から今年で65年目を迎えることを記念したもので、ひときわ目立つボディーカラーである「セブリングオレンジ・ティントコート」はこのモデル専用という
バイクの簡単な説明が終わると、スタジオ内が暗くなった。これは、仮想世界に入り込むための準備なのだという。すぐに視界一杯に広がる美しい映像とノリのいい音楽が流れ出し、ロールプレイングゲームのオープニングのような、これから始まる4つのステージの扉の映像が目の前に現れた。 「THE TRIP™」は、40分間サイクリングをしながら、バーチャル世界の旅を楽しむワークアウトだ。インストラクターの伴野祐介氏によると、「THE TRIP™」を楽しむ第1のコツは、音楽のリズムに乗ること」だという。インスタラクターの掛け声に合わせて、自分でバイクのギアをLight(3~6)・Moderate (5〜8)・Heavy(7〜10)にチェンジし、負荷を調整してリズムに合わせてペダルをこぐ。下り坂ではLightレベルのギアにチェンジして全速力で駆け抜け、上り坂ではHeavyレベルのギアにしてゆっくりペダルをこぐ、イン
結局、日本はこういう国であるべきだとか、こうあってほしいとか、というビジョンがないままにずっときています。『美しい国へ』を掲げる安倍晋三は、こんなみっともない、アメリカから押し付けられた日本国憲法は改正して、自立した国になるんだと。徹底的な隷属を通して、いつかは核兵器をもって世界の中心でイバりたいと主張しているようです。内閣官房がはじめた「明治150年」キャンペーンも、司馬遼太郎の『坂の上の雲』の新版をもう一回やる、という感じです。とはいえ、安倍政権は一応、そういうビジョンを提示していますが、それに対峙する政治思想がまったくない。これについて内田先生はどう思われますか? A お答えします 「富国強兵」から「経済成長」一筋へ 民主党が2009年に政権交代した時に、「コンクリートから人へ」というスローガンを掲げましたね。もちろん、それで少しも悪いことはないんですけれど、やはりインパクトが足りな
銀座でドン ペリニヨンとともに夏のイタリアン・バカンスを@ブルガリ 東京 レストラン 東京・銀座の「ブルガリ 東京 レストラン」では、同店のルーフトップラウンジで「ラ・テラッツァ ドン ペリニヨン ラウンジ」を5月10日から秋までの期間限定でオープン(終了日未定)。「ブルガリ ホテル ミラノ」の内装を手がけた、イタリアの建築事務所アントニオ・チッテリオ・パトリシア・ヴィールがデザインした家具のある空間で “太陽のヴィンテージ”と評されているドン ペリニヨンの2009年ヴィンテージをグラス1杯から味わうことができる。 ここでは“ツマミ”にも注目だ。おなじビル内のミシュラン1つ星レストラン、「イル・リストランテ ルカ・ファンティン」のエグゼクティブシェフ、ルカ・ファンティンによるキャビアやホタテなどの日替わり魚介のタルタル3種が食せるほか、2018年初の試みとして、イタリアの夏の避暑地ではおな
世界報道写真展2018大賞「スポットニュースの部 単写真」ロナルド・シュミット(ベネズエラ、AFP通信)|ベネズエラのカラカスで、ニコラス・マドゥロ大統領への抗議行動中に機動隊との激しい衝突が起こり、火だるまになるデモ参加者のホセ・ヴィクター・サラザール・バルザ(28歳) 「世界報道写真展」は、オランダ・アムステルダムの世界報道写真財団が主催するドキュメンタリーと報道写真の展覧会だ。毎年1〜2月にかけて、主に前年に撮影された写真を対象にした「世界報道写真コンテスト」を開催し、10数人の国際審査員団によって選ばれた入選作品を世界各地の約100会場で展示する。日本でも毎年、東京をはじめとする各都市を巡回しており、2018年は6月9日から東京都写真美術館での展示を皮切りに、大阪と大分、そして京都や滋賀で開催される。 第61回目を迎える今回は125の国と地域から4,548人のフォトグラファーが参加
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