ウォッシュド&ブリーチしたコート、スリムなジーンズ、デニムのストール。今回のコレクションは溢れるほどの「藍(あい)への愛」から始まった。インナーの赤いTシャツのプリントも、スエードのブーツも藍色である。 腰まである丈のゆとりあるGジャン、赤い馬のワンポイントが映えるデニムシャツ、チャイナ風ボタンのシャツブルゾンには、ベースボールシャツを「羽織り」のように重ね、オリエンタルなコ―ディネイトを見せた。これらすべてがデニム製である。 そして、藍より青い、鮮やかなブルーへと作品はシフトし、プリントも登場。日本古来の書道の筆を用いたアクションペインティングによる柄が舞う。通常ならそうしたプリントは、アートなイメージの強調になるが、今回のホワイトマウンテニアリングのそれは、ペンキをまき散らしたようでもあり、万年筆のインクをこぼしたようでもあり、どこか「仕事」を想起させる。そう、今回のテーマはペインター
![ファッション界の新帝王か!? ──ホワイトマウンテニアリング 2018年春夏コレクション](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/58aa2fb7fca04ee6e435ae3f0c8639f5872787ee/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmedia.gqjapan.jp%2Fphotos%2F5d27a7a3d1446e0008c1f639%2F16%3A9%2Fw_1280%2Cc_limit%2Feye-1.jpg)