Illustratorはフラットで無機質な表現を得意とする一方,何も工夫しなければ平板で面白みのない絵になりがちです。そのため媒体によっては,読者の興味を引くようにアナログ的表現が必要になることも多いでしょう。 ただ往々にしてそういうタッチは修正が難しかったり,同じものを2度と再現できなかったりして苦労することになります。思わず依頼を断ってしまおうかなんて考えてしまいますね。 そこで今回は使い回しのしやすい手描き表現の例として,色鉛筆風タッチの作り方を解説していきます。 色鉛筆ブラシの作成 まずは散布ブラシで色鉛筆の線のブラシを作ります。 散布ブラシはアートブラシのようにパスの長さによって見た目が大きく変わることがありません。 またパターンブラシだと鋭角のコーナーが必要以上に尖ってしまう現象が起きますが,散布ブラシでは安定しています。 このようにあまり状況に左右されないところがメリットです
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