中国産食品の残留農薬などがたびたび日本の輸入検査の基準値を超えたことから、日本メディアでは中国産食品へのバッシング報道が過熱した。しかし基準値を超えた食品は中国産だけだろうか。日本の輸入食品の基準値超過事例を冷静に分析すると、意外にも多くの問題点が見いだされる。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。 厚生労働省が発表した2006年の輸入食品の規定違反などに関する報告によると、規定に違反したり、残留農薬などが基準値を超えた事例は中国産が最も多く530件に達した。次いで米国の239件、ベトナムの147件、タイの120件、エクアドルの69件、ガーナの62件と続く。 しかしこれは違反・超過事例の絶対数だ。違反・超過が全体に占める割合を詳細に検討すると、結果は大きく変わる。基準値超過率が最も高いのはガーナの8.79%で、以下パラグアイ(3.98%)、エクアドル(3.91%)、ベネズエラ