ブックマーク / kurokoshusaru.hatenablog.com (5)

  • 雨水の白髪分かれ遊山 春の雪 -        猿板

    標高1400m白髪山登山口は この時期としては温かい気温6℃。 例年ならこの標高の登山口は 雪が深く車での進入が困難となる。 ◆陽射すこと 登り始めは山毛欅の森。 登り口から自然林がある事も この山の魅力の一つだろう。 「白髪山! 嬉しい〜」 今日は一片の雲もない 快晴で何よりだねぇ  (^_^) ◆森のこと 山道は程なく標高1500mを越え ブナの大木を抜け岳樺の森に入る。 カバノキ科のダケカンバは シラカバに似るが樹皮は淡褐色。 また白樺に対し赤樺の別称があり 樹皮は脂が多く焚き付けによく 脂が多い樹々は寒さに強い。 ◆雪のこと 気温は標高100mで0.6℃下がり 標高1500mを越えると雪質と量が変わり 山道の雪も次第に増えてきた。 この日の雪質は春の湿雪で 冬の硬い底のエッジが効き アイゼンを要する事なく雪を噛む。 アイゼンは滑り防止の道具だが 鋭い爪による転倒事故などが多く

    雨水の白髪分かれ遊山 春の雪 -        猿板
  • tochikoな山歩き 青 -        猿板

    白髪山は青のイメージ 南斜面からは平野の向こうに太平洋が光り ひとつになる空と海を望めます。 北に延びる尾根は三嶺に続き 木々の枝と雪のコントラストで積雪の様子を伺うことができます。 =2005年12月= 北を三嶺に守られているのがよくわかります。 南の最前線が白髪山ですが 2005年はこんな状態でした。 白と青 南斜面のコントラストが白髪山の魅力でしょう。 あの日はこの雪庇を突破するのも難儀したなぁ。 ワイズさんとの山歩きは 思い出を振り返りながらの歩みでした。 囀りに見上げればゴジュウカラ 一所懸命に虫を探しているようでした。 暖かな青が似合う山に赤い越冬芽 春がそこまで来てるようです。 春天のとり落としたる鳥一つ  清崎敏郎

    tochikoな山歩き 青 -        猿板
  • 雨水の白髪分かれ遊山 梅の香 -        猿板

    低気圧がオホーツク海付近に進み 北日はまだ冬型気圧配置が続くが 東日から西日は晴れる所が多く 四国は「北低南高」春型気圧配置に入る。 ◆空を観る 2月17日の寒波は西巻きタイプで 西日から流れ込み高知市内でも降雪し 四国山地にも相当量の雪をもたらせたが その前の降雨による固い根雪層が気になる。 ◆川を遡る 日列島に冬と春がある週末は ワイズさんと共に奥物部の森を訪れた。 晴天の朝は放射冷却により気温が下がり 日中との気温差が今回のポイントだろう。 いつものダム湖畔で合流し 物部川を溯り源流域の森を目指した。 「今朝はあたたかいねぇ」 この時期に雪崩が多く発生するのは 寒暖繰り返すうち積雪が一部溶けた シャーベット状の弱層が出来るから。 ◆上韮生に入る 物部川に添う国道を離れ 旧物部村から上韮生川を溯る。 まだ冬枯れの山間集落に 白梅が淡い色を添え始めた。 撮影しようと車を降りると

    雨水の白髪分かれ遊山 梅の香 -        猿板
  • 台風の梶ヶ森遊山 承 -        猿板

    登り口の草花は雨粒を纏い 雨上がりの姿を見せてくれた。 自然の変化の風景は美しいものだ。 ◆杉林のこと 山道は薄暗い杉林から始まる。 この人工林は登山道があるためか 間伐など比較的手入れがされていて 日陰を好む草木が根を張っている。 ◆移ろうこと 節は秋に入り夏草は実を結び 秋の草花が可憐な花を咲かせていた。 この自然の営みは何千年も変わりは無い。 ただ人間は自らが住む環境を 改善し続ける習性があるようで それは自然に沿ったものではないから 都市高温化は覚悟の上の結果だろう。 ◆滝のこと 谷を溯る山道は自然林に入り 特にこの日は台風の接近もあり いつもより風が抜け涼しく感じた。 山道は一旦谷へ下りはじめ 滝が水面を叩く音に包まれる。 山頂付近を源とする 落差20mを下る龍王の滝は 思ったより水量を増していない。 この山は原生の森を保ち 保水力があるからだろうな。 苔むした大岩を割って下る姿

    台風の梶ヶ森遊山 承 -        猿板
  • 小雪の西熊山遊山 分け入る -        猿板

    明日は日差しが届き 朝は寒いが昼間は温かく 山はウエア調節が必要だろう。 ◆一期一会を求め 寒気が遅れている今冬。 降雪前の霧氷の風景を期待して 奥物部の稜線に上がることとした。 ◆奥物部へ 山さんと合流し旧物部村へ。 山の向こうに綱附森が現れたが 雲が高すぎるねぇ・・・。 今回は先月瓶ヶ森を目指す途中 偶然出会ったアリンコさんとの 初めての遊山でもあった。 ◆西熊林道 西熊林道の木々は落葉し 冬の眠りの静寂にあった。 今冬温暖化による暖冬を 気象庁は報じているが 私は経験上そうとは思えない。 ◆光石登山口 「久しぶりや」と和宏さん。 紅葉が終われば山は静かになる。 9月に山を始めたばかりのアリンコさんに tochikoが何かとアドバイスをしている。 雪が降る前の西熊山は どんな一期一会を見せてくれるか。 枯山に鳥突きあたる夢の後  藤田湘子

    小雪の西熊山遊山 分け入る -        猿板
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