国内支持、見通せず 東京大会汚職が影―札幌五輪招致 2022年10月28日16時16分 札幌オリンピックミュージアム前に設置されている五輪シンボルマーク。奥は大倉山ジャンプ台=2021年11月30日、札幌市中央区 札幌市優位とみられてきた2030年冬季五輪招致の行方は、今夏に表面化した東京五輪をめぐる汚職事件の影響で不透明感が増している。国際オリンピック委員会(IOC)は開催地を決める総会を当初予定していた来年5~6月から秋に延期。札幌にとっては、候補地が一本化され事実上の内定となる可能性が高いとされる来春に向け、国内の支持を高められるかどうかが重要になる。 「危機的状況」認識を 札幌五輪招致で室伏長官 札幌以外は、ソルトレークシティー(米国)が次の34年大会を優先したい意向で、バンクーバー(カナダ)はブリティッシュコロンビア州政府が27日に招致不支持を表明。渡辺守成IOC委員は「相変わら