国境の島・対馬(長崎県対馬市)で韓国資本による不動産買収が続いている。いわゆる徴用工訴訟に端を発した日韓対立は韓国人訪日客が大幅に落ち込むなど観光分野にまで飛び火。対馬も韓国人観光客が激減し、地元経済は打撃を受けているという。だが、対馬を歩くと、韓国資本が観光客とは別の動きをみせていた。(編集委員 宮本雅史) ■観光バスが消えた 手元に1枚のチラシがある。《対馬の土地、住宅をお譲りください!! “対馬(厳原、峰、豊玉、比田勝等)で土地・住宅を探しています”…高く買い取ります》。氏名と連絡先も記されている。地元住民によると、上対馬でこの秋、韓国人らしい女性が不動産会社を設立。チラシを配り、営業を展開しているという。