東洋紡の快適性工学センターでは、衣服の快適性について科学的な側面から取り組んでいる。今回、有限要素法により人体モデルに服を着せて動かした状態の衣服圧をシミュレーションし、導電性材料を利用した心電図を測定できるスマートウェアの開発に成功した。 ダッソー・システムズは2017年10月11日に東京コンファレンスセンター・品川において、ユーザーイベント「2017 SIMULIA Community Conference Japan」を開催した。その事例発表の中で、東洋紡 総合研究所 コーポレート研究所 快適性工学センターの権義哲氏が登壇し、「衣服圧シミュレーション技術:スマートセンシングウェアCOCOMIの電極配置設計」のタイトルで講演した。 東洋紡では各種繊維素材をはじめ、フィルム・機能樹脂やヘルスケア分野など幅広い製品を開発、製造している。また同社は、1970年代から独自に衣服の快適性の数値化
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