今回は宮口幸治さんの著書『どうしても頑張れない人たち』を参考にしています。宮口さんは立命館大学の教授であり、それ以前は精神科病院や医療少年院に勤務された経験があります。 宮口さんは「頑張ったら支援する」と言う社会の雰囲気に疑問を感じ『そもそも頑張れない人たちや、怠けてしまう人たちほど支援が必要なのではないか』と考えていました。本書には、頑張れない人たちはどう感じているのか、支援者がどのように関わっていったら良いのかなどについて紹介されています。 今回は、宮口さんが臨床経験から分類した、『頑張る』に繋がる3つの段階についてを、ビリギャルの主人公小林さやかさんの高校時代に触れながら学んでいきます。 やる気に繋がる3つの段階は①見通し、②目的、③使命感です。次の話の中で、どの場面がどれに当たるのかを探しながら読み進めていってください。 宮口さんが提唱する、やる気に繋がる3つの段階は①見通し、②目