新型コロナウイルスの感染が拡大する局面では、コロナの患者を受け入れるために一般の診療を縮小する動きも起きています。がんのつらさなどを和らげる「緩和ケア病棟」も影響を受け、いわゆる第5波のさなかの9月中旬には緩和ケア病棟を備える全国の医療機関の1割以上が病棟を閉鎖したり休止したりしていたことがNHKの取材で分かりました。 緩和ケアは医師、看護師、理学療法士などの専門家がチームで行う治療で、外来や在宅での診療が多く行われていますが、終末期の患者の看取りのほか、早期でもつらさを訴える患者を受け入れるため、入院用の病棟を設けている医療機関もあります。 しかし新型コロナウイルスの感染拡大の局面では、個室が多く感染対策がしやすい緩和ケア病棟を新型コロナ病床に転用するケースも出ています。 NHKでは第5波のさなかの9月中旬、緩和ケア病棟を備え「日本ホスピス緩和ケア協会」に加盟する全国の医療機関378か所
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