【私の評価】★★★★☆(83点) 要約と感想レビュー 「戦争は政治(外交)の延長である」と言われますが、戦争について著者の持論を集めた一冊です。だれもが戦争を嫌いなのに、なぜ戦争がなくならないのか?著者の持論は、戦争に強い民族が生き残ったのだから、戦争がなくならないのは当然ということです。戦争に弱い民族は、消滅してしまったのです。最終的に残った民族が、バイキングやアンブロ・サクソンであるというのです。 そして、過去にはインドや中国が千年の平和に慣れて、軍備と外交を軽視していたせいでイギリスのアジア侵略に勢いがついたというのです。こうした状況を見た日本は、明治時代に国民国家を作り、ロシア・イギリス・フランス・アメリカによる植民地化の脅威から日本を守ったのです。 そして衝撃なのは、戦争は若者比率の高い国が起こすということです。若者が増えふと、仕事を与えなくてはならない。失業率が増えると、その不