今回のゼミには、ゲストにみなもと太郎せんせをお招きして、このブログでも紹介した『まんが学特講』(みなもと太郎、大塚英志)の話を中心に4~5限さらに延長戦も含めて長時間のお話をしていただいた。何しろみなもとさん相手なので、どうしても僕とのやりとりは漫才になってしまうのだが、しかし相当深い話もあって、勉強にもなった。とくに、石森の『マンガ家入門』による『竜神沼』の影響は、「幼い少女と龍の化身の女性が少年を迷わせる話」であり、やがて24年組になる少女読者にとっては「男性を翻弄する可能性」として読まれたのではないか、という指摘は面白すぎる。ある意味、それってBLにまで敷衍可能な「女性読者にとっての『竜神沼』論」になるかもしれない。う~~~む、やっぱみなもとさんすげえ。今年のゼミの目玉ゲストでありました。 始ったばかりの頃で、やや緊張のみえるみにゃもと先生と僕。『まんが学特講』を解説中。 ありかわ栄