久米田康治『さよなら絶望先生』25巻(2011年講談社、419円+税、amazon)が発売されてます。 この巻の収録作品は「週刊少年マガジン」、今年の8号までのものですから、マンガそのものには震災は登場しません。しかし著者の巻末エッセイには震災当日、そしてその後におこったこと、4月某日までが書かれてます。 「少年向け雑誌における風刺マンガ」という希有な存在である絶望先生としては、今後いかに震災を描いていくか、むずかしいところでしょう。笑い(しかもある程度は子ども向け)と震災をいかに同居させるか、注目せざるを得ない。 さて、本書のカバーをめくって表紙イラスト。ここにモノクロで描かれていたのは選挙ポスターでした。 ポーズをとっているのは登場人物のひとり、マリア。非実在青少年かつ不法入国者である彼女がセーラー服のスカートの裾をめくり、こちらを向いてにっこりしている。 そして添えられたコピーは、
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