フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦の中国杯は7日、上海で開幕する。公式練習が6日に行われ、今季初戦に臨むソチ冬季五輪男子金メダリストの羽生結弦(ANA)は腰痛の影響を感じさせない滑りを見せ、ショートプログラム(SP)フリーともに新たに演技後半に組み込む4回転トーループも好調だった。 羽生は10月のフィンランディア杯を欠場する要因となった腰について「完治は難しいと思うが、しっかりコントロールできている」とし「試合は好き。どれだけできるか楽しみ」と笑顔で話した。 女子の村上佳菜子(中京大)はプログラムの後半に五つのジャンプを跳ぶフリーを確認し「調子は悪くない。体もすごく動いていた」と語った。 7日のSPで男子は羽生が最終11番、GPデビューの田中刑事(倉敷芸術科学大)が4番で演技し、村上は9番で登場する。(共同)