新種のクリオネ「オホーテンシス」(左)と北太平洋のクリオネ(「貝の館」提供) 北海道蘭越町の「貝の館」の学芸員らが8日までに、巻き貝の仲間で「氷の妖精」と呼ばれるクリオネの新種を、オホーツク海で発見したと発表した。クリオネの新種発見は1902年以来。これまで同一とされた北太平洋と北大西洋のクリオネが別種だったことも判明、世界で確認されたクリオネは4種となった。 研究を発表したのは、貝の館の山崎友資学芸員と北海道立オホーツク流氷科学センターの桑原尚司学芸員。 クリオネは冷たい海に生息し、触手を使って他の巻き貝を捕まえて食べる。新種と分かったクリオネは、体長は最大約8ミリで、オホーツク海にちなんで学名は「オホーテンシス」と命名した。
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