25日午前11時5分ごろ、東広島市河内町入野(にゅうの)の国道432号で、走行中の大型トレーラーの荷台から鉄板(縦約2メートル、横約4メートル、厚さ約1センチ、重さ数百キロ)約20枚が落下し、対向車線を走っていた乗用車1台を押しつぶすなどした。広島県警などによると、乗用車は広島市内のレンタカー会社の所有で、社員とみられる男性2人が車内に取り残された。約2時間後に運転席と助手席から救出したが、2人とも意識不明の重体という。 トレーラーは広島県福山市の運送会社「楓(かえで)商事」の車両で、県警は運転していた男(34)を自動車運転過失傷害の疑いで現行犯逮捕した。 現場は片側1車線の緩やかな左カーブで、山陽自動車道河内インターチェンジの北西約1.5キロ。現場近くにある郵便局の男性局員は「爆弾でも落ちたかという音が聞こえた」と驚いた様子で語った。【黄在龍、稲生陽、石川裕士】