インド北部パンジャブ州パティアラで、男2人から性的暴行を受けた少女(17)が警察官に相談したところ、容疑者との結婚を促され、少女は28日までに自殺した。警察側は少女に対応した警察官2人を免職、1人を停職の処分にした。インドのメディアが報じた。 少女は11月中旬に被害に遭った後、地元警察署に被害届の提出について相談。担当者らは金銭による示談を進めるか、容疑者のうちの一人と結婚するよう圧力をかけ、1カ月以上事件を放置した。 少女は今月26日、警察に侮辱されたことなどを遺書に記し、自宅で自殺。警察は27日、容疑者らを逮捕した。 インドでは首都ニューデリーで今月、バスの中で女性が集団暴行される事件が起きてから、各地でデモが激化。性犯罪への厳罰化を求める声が高まっている。(共同)