チュニジアを皮切りに、アッというまにアラブ各国で反政府運動の嵐が吹き荒れている。反政府デモが同時多発的に次々と勃発したのも、フェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアが根付いてきたことが大きい。ソーシャルメディアの影響力の大きさと伝播の速さがアラブの世界でも証明されたともいえる。 それに対してエジプト政府は、反政府の動きを鎮静化するために、国民がフェイスブックやツイッターを使えないようにすべきと考えたのだろう。28日未明に、インターネットの遮断を突然断行した。 ところがネット遮断後しばらくして、カイロ在住のエジプト人ブロガーでジャーナリストでもある Wael Abbas氏は、ツイッターで発信を再開している。以下はAbbas氏のツイッターページで、今から4時間ほど前の(日本時間30日16時)のツイートである。 一番上(最新)のツイートでは、市民による警察署の占拠を伝えており、リンク先