「真島は、こんだけかるたに時間をかけても、学年一位から落ちたことない。一位じゃないとかるた部辞めさせられるって言ってた。 やりたいことを思いっきりやるためには、やりたくないこともおもしっきりやんなきゃいけないんだ」 p53 この作品は、前に書いたけれども、一途な情熱の物語だ。それゆえに、ある意味「選ばれたスター」の物語でもある。この周りが見えなくなって、そこへ集中していく、スターダムのかけ登っていく姿をみると、相反する思いが去来する。「そういうの」って、やっぱり格好いいと思うし、成長して、勝って、選ばれていくことの「カッコよさ」ってのは、凄いものがある。僕もそうなりたいと、この歳になって(笑)なってもまだ何とか思えているし、やっぱり年齢が若ければ、よりもっとそう思うだろう。 けれど・・・・羽海野チカさんの『3月のライオン』とか、さっき読んでいた、南Q太さんの『ぼくの家族』を読んでいて思うん