盗聴電波はあなたが想像している以上にはびこっています。受信機やアマチュア無線機を持って外に出て盗聴器の周波数帯をスキャンすれば、住宅街やオフィス街、そして繁華街と大勢の人が集まる場所で盗聴電波が見つかるでしょう。盗聴電波を見つけるための基礎知識と、盗聴器の周波数帯について見ていきましょう。 盗聴器に周波数帯をアマチュア無線機でスキャン 街に出て、誰かが仕掛けた盗聴器から発射される盗聴電波を受信して、その内容を聞くことを“便乗盗聴”といいます。受信対象が盗聴電波なので“盗聴”と呼んではいますが、盗聴器の周波数帯を受信機やアマチュア無線機で受信する行為自体は、消防無線やエアーバンドを聞くのと同じ“傍受”なので違法性はありません。 しかし、盗聴器の周波数帯から聞こえてきた内容を他人に話すのはやめましょう。盗聴器の周波数帯から聞こえてきた内容を他人に話す行為は電波法で禁じられています。これも盗聴器