シャープが今3月期に最終赤字1000億円超となり主力2行に資本支援を要請する、と3日付日本経済新聞朝刊が報じたことを受けて、東京証券取引所は3日朝、シャープ株の売買を一時停止した。 この件についてシャープは東証で午前8時48分に発表した。内容は(1)報道は当社が発表したものではない(2)現在、抜本的構造改革を踏まえ様々な検討を行なっており、5月をめどに中期計画を発表する(3)最終赤字が1000億円を超える見通しを当社が決定した事実はない-など。 シャープは4-12月期決算発表時に、今3月期通期赤字を300億円と発表しており、現時点では「変更していない」としている。 この発表を受けて、東証は9時4分にシャープ株の売買を再開した。その後の取引では、前日終値比で一時25円安の229円と9.8%下落する場面もあった。きょうのシャープの値幅制限は80円安だが、いまのところ下げ渋っており、そこまで値崩