日経Tech-Onにコラムが掲載されました。 「日本のソフト軽視はいつまで続くのか ハードが強すぎた日本が乗り越えなければならない「慣性の法則」」 私はSSDやストレージの研究をしており、元々は、半導体の設計者、ハード屋です。 ところが、いまや、ハードだけでは差別化が難しくなっている。 更に、単純にHDDをSSDに置き換えただけでは、本来の性能が出せなくなっている。 現在、データベースの世界ではSSDの導入が盛んで、10倍、100倍高速化できたといった報告が出ています。 ところが、ハードが速くなると、ソフトのオーバーヘッドが目立って来たり、そもそも、SSDというハードにソフトが最適化されていないため、SSDという革新的なデバイスが持つポテンシャルを生かし切れていないのです。 そこで、自然な流れとして、6年前に大学に移ってからは、もっぱら私はSSDというハードを生かすためのソフト、メモリ制御