例えば『三月記』を読んだときに「人が虎になって氏かも人語を話すなんて荒唐無稽すぎてついていけない」と思うタイプの人と「虎とは何の比喩だ、兎や蛇ではなく何故虎なのか」と考えるタイプの人と、ディテールではなく人の姿を保てなかった事が本質なのだと直観するタイプの人がいる気がしている。
文章から映像を想像する? しない? 文章から映像を想像するかどうかって、本当に人によって違うんですよね。細部にいたるまで想像してそれを映画みたいに動かしながら読んでいるという人もいますし、動きはしないけどキャラの容姿や背景を想像しながら読んでいるという人も、逆にほとんど映像なんか思い浮かべないという人もいます。先日も、読書中に台詞を脳内再生するかどうか、とかで話題になっていましたね。あれは、心の中で文章を音読しているかどうかも関わってそうですが。 何度か書いていることですが、私は「ほとんど想像しない」派です。断片的かつ漠然としたイメージを思い浮かべたりはしますが、少なくとも「作品の記述どおりに映像を構築していく」ような読み方はしていません。心の中でも黙読派ですし。想像する暇もなく次へ次へと読み進めている気がします。というか、読書中はちょっと無意識に片足を突っ込んでいる感じで、自分が何を考え
ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体 (幻冬舎新書) 作者: 原田曜平出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2014/01/30メディア: 新書この商品を含むブログ (34件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 「若者がモノを買わない」時代、唯一旺盛な消費欲を示しているのがヤンキー層だ。だが、ヤンキーとはいっても鉄パイプ片手に暴れ回る不良文化は今は昔、現在の主流はファッションも精神もマイルドな新ヤンキーである。本書では密着取材とヒアリング調査により、「悪羅悪羅系残存ヤンキー」「ダラダラ系地元族」に分化した現代のマイルドヤンキー像を徹底解明。「給料が上がっても絶対地元を離れたくない」「家を建ててはじめて一人前」「スポーツカーより仲間と乗れるミニバンが最高」など、今後の経済を担う層の消費動向がわかる一冊。 僕のなかでの「ヤンキー」というのは、中学校や高校で校則違反の制服を着て、ガ
先日、TwitterでこうしたポストがRTされてきたので、それについての話を少し。 「週刊少年ジャンプ」の編集方針は「友情、努力、勝利」から「運、血筋、才能」へ変化している(『反動世代』施光恒インタビューより)、ってそうなのか。ジャンプ読まないからよく分かんないけど。— ばく (@kapibaku) August 17, 2013 このインタビューというのが別に漫画評論の話ということはなさそうだし、引用しながら「ジャンプ読んでないからよくわからない」と書いていますから、この発言主に思うことは特にありません。 問題は、これが800人以上の人にRTされるほど反響があり、肯定と批判のいずれかにせよ、「根本的な疑問」までは出ていないように思えたことでした。 ジャンプ漫画のキーワードと「負の神格化」 まずジャンプの編集方針という意味なら、元編集長の西村繁男さんは「最低どれかの要素を入れること」を伝え
2024/01≪ 1234567891011121314151617181920212223242526272829 ≫2024/03 ■当ブログでは「オススメ」タグなどを用いてあれやこれやと作品を紹介しているわけですが、実生活において特定の誰かに作品をオススメするということは殆どしません。というか、できることならばしたくないです。端的に言うならば、「怖い」のですよ。 もしオススメした作品が、相手の気に召さなかった場合のことを考えると、どうしても。オススメする以上、その作品は自分が大好きな作品なわけで、万が一それが気に入ってもらえなかったら、ちょっと悲しいです。だから誰かに「オススメ作品教えて」なんて言われて、選ばざるを得ない状況になった場合は、絶対に一番好きな作品だけは避けます。別にケチってワケじゃなく、自分を守ってるんですって。だってこれ否定されたら、ホントちょっとどころじゃなく悲しい
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