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ブックマーク / note.com/shuho_sato (3)

  • 合法ストアによる海賊版コンテンツの販売|佐藤秀峰

    「上流」と「下流」という言葉をご存知でしょうか? 川の話ではありません。 電子書籍における「上流」と「下流」です。 最も上流は「作家」、次に「出版社」、その次が「取次」、最下流は電子書籍ストアです。 「作家」=「著作権者」を頂点に、作家から作品の管理を委託された出版社がいて、電子書籍ストアと作品と繋ぐ取次がいて、最後にストアがあります。 出版社と取次の2者は中間業者です。 彼らは中間業者なので、作家とストアが直接契約している場合はそもそも存在の必要がありません。 しかし、ストアと直接契約している作家ばかりではありませんので、間に出版社と取次が挟まっている場合もあれば、出版社は挟まず取次だけが挟まっている場合もあります。 そして、挟まっている取次は1つとは限りません。 細かい事情は省きますが、3つ、4つと挟まっていることも日常的にあります。 「作家→出版社→取次A→取次B→取次C→電子書籍

    合法ストアによる海賊版コンテンツの販売|佐藤秀峰
  • 漫画家と契約の話|佐藤秀峰

    先日、ある新人漫画家さんから「連載を開始するにあたって、一般的な原稿料の相場や、必要な契約関係書類を知りたい」というご相談をいただきました。業界の常識がわからない状態で、どんなことをどこまでを出版社に要求していいのか知りたいようでした。 お会いして、僕なりにいろいろとお話させていただいたのですが、これから漫画家として活動をしていこうとする方々にとって必要な情報かと思いましたのでまとめてみます。 まず、一般的な原稿料の相場。 10年前に比べて相場は下がっています。 すべての出版社の原稿料の相場を知っているわけではないので、確実なことは言えませんが、中堅出版社でも新人原稿料1ページあたり5000円(しかもカラー連載)という話は聞きますし、10年前から平均1000円以上は下がっているのではないでしょうか。 以前は雑誌連載の場合、新人の原稿料は7000円くらいが最低でしたが、今は5000~6000

    漫画家と契約の話|佐藤秀峰
  • 一智和智ロングインタビュー|佐藤秀峰

    2014年、ある少年誌でひとつの連載作品が終わりました。 (バーサスアース 最終巻) 作品のタイトルは『バーサスアース』(原作・一智和智/作画・渡辺義彦)。週刊少年チャンピオンに2012年から連載され、単行は全9巻が発売中。突如として地表に出現した「深柱」と呼ばれる謎の物体によって急変する世界と、主人公ハルトの戦いを描いたSFバトルアクション漫画です。 作中には「深柱」「重力針」「地質災害研究機構」「自立五連式防御盾機構」など独自の専門用語が数多く登場し、作り込まれた世界観、戦闘シーンはマニアをも唸らせる完成度。緻密な伏線の積み重ねと壮大なスケールで展開する物語は、まさに「格派」という言葉がふさわしく、今も多くの熱心なファンを抱える「王道と個性」を兼ね備えた作品となっています。それだけに突然の連載終了は多くの読者を驚かせました。 しかし、その翌週にはさらに驚くべき出来事が起こります。原

    一智和智ロングインタビュー|佐藤秀峰
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