韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は18日午前10時前、専用機で平壌国際空港に到着した。韓国大統領が平壌を訪れたのは約11年ぶり。出迎えた北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と抱擁し、握手を交わした。午後に首脳会談に臨む。20日までの滞在中、「完全な非核化」を繰り返し表明している正恩氏から、具体的な措置を引き出せるかが焦点となる。 空港には正恩氏の妻の李雪主(リソルチュ)氏、実妹の金与正(キムヨジョン)氏のほか、金永南(キムヨンナム)最高人民会議常任委員長、金英哲(キムヨンチョル)党副委員長ら高官も出迎えた。数千人の市民も参加。朝鮮人民軍の儀仗(ぎじょう)隊が演奏する曲に合わせ、民族衣装を着た女性らが北朝鮮国旗や統一旗、花束を振りながら文氏の訪朝を歓迎した。文氏は正恩氏に促されて用意されたステージに上がり、儀仗隊の行進を査閲した。 その後、別々の車で移動したが、平壌市内に入ると