(撤回洗脳教育、とあるプラカード。日本でも必要では?) 日本の国会議事堂前で、大規模な脱原発デモが行われた2012年7月29日。 中国国民としての愛国心を育成するため、香港政府が9月から小中学校で科目「道徳・国民教育科」の順次導入を予定していることに対し、香港で導入反対のデモが行われ、ベビーカーを押す親たちなど親子連れなど9万人以上が参加しました。 中国政府は「国民教育」が自国に対する誇りと帰属意識を高めるために重要だとしているのですが、デモに参加した活動家や学生、幼い子を持つ親たちは「中国のプロパガンダで子供たちが洗脳される」と強く反発しているのです。 参加者は「中国共産党の良い部分だけ強調した一方的な内容」などと導入撤回を訴え、香港島の繁華街を練り歩きました。 デモのきっかけは、香港政府から助成金を得ている親中派の団体が作成した同科目を教えるための教師用の指針が明らかになったことでした