時速580キロの球を投げるピッチングマシンと、超高速度物体認識機能を備えたバッティングマシンが正面対決――。19日午後、世界最強を誇る投打マシンが優劣を競うイベントが東京ドームで行われた。日米の技術の粋を極めた両者の勝敗はいかに。 19日、東京ドームで行われた巨人・ヤクルト戦に先立ち、エキシビジョンマッチとして対決が行われた。ピッチングマシン「ムーア」は米・レキシコン社が開発。元々はロケット砲を発射するために開発された軍事技術を民生用ピッチングマシンに転用したもので、球速は発射から0.1秒で最高時速580キロ(マッハ0.3)に達する。 これに対するバッティングマシン「グリーンウェル」は、千葉電波大学の研究チームが開発。高速度カメラや赤外線カメラなど6基のセンサーカメラを備えており、ピッチングマシンが投球を始める瞬間の発熱を探知、瞬間的な弾道計算で直球、変化球全ての投球に瞬時に対応する。また