「飽和した日本の携帯市場の中では、“ひとりひとり”のための端末を作ることが重要」――。NECは11月25日、冬商戦向け携帯電話の説明会を開催し、端末事業の戦略を説明した。同社執行役員の山崎耕司氏は、今後の端末事業において「パーソナライズ」型の製品や、機器・ネットワーク連携機能を重要視する姿勢を示したほか、将来的にはクラウドを活用した事業展開を目指していくと話した。 パーソナライズに対する同社の取り組みの1つは「マイセレクトモデル」の展開だ。NTTドコモ向け2009年夏モデルの「N-08A」では、3パターンの背面パネルや31パターンのイルミネーションを自分の好みに合わせてカスタマイズできるマイセレクトモデルを展開したが、冬モデルでも「N-01B」のマイセレクトモデルを用意し、合計2701パターンという“カスタマイズの幅”を実現した。マイセレクトモデルは「ユーザー満足度がほかの機種と比べて非常