絵本作家として「いのち」をテーマに作品を発表し続けている、いせひでこさんを30ページにわたって特集します。いせさんにとって10年ぶりとなる自作の創作絵本『ピアノ』の制作過程を取材するほか、「木」をテーマとした3部作絵本『ルリユールおじさん』『大きな木のような人』『まつり』を取り上げます。また、幻の絵本の原稿やタブロー、未公開のスケッチなども収録予定です。 表紙はいせさんによる描き下ろしです。 大学在学中から絵本を作り始め、2009年に初めての絵本『たいふうがくる』を刊行して以来、これまでに自作の絵本を8作、絵童話を1作発表しているみやこしあきこさん。それらの絵本は日本絵本賞大賞、ボローニャ・ラガッツィ賞フィクション部門優秀賞、ニューヨーク・タイムズ&ニューヨーク公共図書館絵本賞などを受賞し、世界中で高い評価を得てきました。また、2018年には全編リトグラフの手法で制作された『ぼくのたび』が