阪神甲子園球場の大屋根「銀傘」の外壁側に設置される太陽光発電設備 阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)の大屋根「銀傘」に、太陽光発電設備が設置される。発電できる電力量は年間で推定約19万3千キロワット時。阪神タイガースが甲子園球場で行う1年間のナイター照明の使用量に相当し、球場全体の使用電力量の約5.3%が太陽光発電でまかなえるという。 費用は計約1億5千万円。今年3月の第2期リニューアル工事で新しくなった銀傘約7500平方メートルのうち、外壁側の約1800平方メートルに1600枚分の太陽光パネルを敷き詰める。10月中旬に着工し来年3月の稼働を予定。阪神電気鉄道によると、太陽光発電の設備をもつプロ野球の球場は現時点ではほかにない。 1日記者会見した阪神電鉄の坂井信也社長は「タイガースや甲子園ファン、高校球児など多くの人に環境への意識を高めてもらえることを期待している」と話した。