噴煙をあげる桜島と火山雷=10日午前0時11分、鹿児島市、全日写連島田英雄さん撮影 活発な噴火を続ける鹿児島市の桜島。噴火で上昇した水蒸気や火山灰などが摩擦して電気が発生し放電する「火山雷(かざんらい)」の瞬間を、鹿児島県霧島市の全日写連会員・島田英雄さんがカメラに収めた。熱を帯びて飛び散る噴出物も、流れ出す溶岩のように赤い帯状にとらえられていた。 島田さんは10日午前0時すぎ、昭和火口の噴火に伴う火山雷を、約3キロ離れた桜島内で撮影した。噴火は普段より噴煙量が多く、しばらく続いたため、火山雷も20分以上、火口上空付近で見られたという。「こんなに長時間にわたって火山雷を見たのは初めて。山頂付近から目を離す暇もなかった」と話す。 鹿児島地方気象台によると、桜島は昨年、過去最多となる548回の爆発的噴火を記録。今年に入ってからも活動は衰えず、今年の爆発的噴火は10日午後6時現在、49回に
【シンガポール=岡崎哲】今月6日に発生した日本の調査捕鯨船団の監視船「第2昭南丸」と米国の反捕鯨団体シー・シェパードの小型高速船「アディ・ギル号」の衝突が、高速船の大破など過去最悪の被害となり、同団体に同情的だったオーストラリアで過激行動への反感が募っている。 不満は、エスカレートする事態を止められない豪ラッド政権にも向かっている。 「政治家と記者は(シー・シェパードの)活動家への支援をやめるべきだ」――。豪有力紙「オーストラリアン」は8日付の社説でこう訴えた。一連の抗議行動を「傲慢(ごうまん)で理屈に合わない」と切り捨て、シー・シェパードとの「決別」を宣言した。同紙のサイトで実施された読者投票で責任の所在を尋ねたところ、約64%が「シー・シェパード」と回答した。 シドニー・モーニング・ヘラルド紙の社説もシー・シェパードの行為を「違法すれすれの極めて危険な遊び」と非難。日本側の「防衛的措置
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