うどんチェーン「どん兵衛」がメニューに使っている表示日清食品グループの即席めん「どん兵衛」 日清食品(大阪市)などが「即席めん『どん兵衛』と同じ名称で営業されて損害を被った」として、山口県萩市のうどんチェーン「どん兵衛」に店名として使わないことなどを求める訴訟を大阪地裁(山田陽三裁判長)に起こし、22日にも和解することがわかった。同チェーン側が店名を「安兵衛(やすべえ)」か「萩之家(はぎのや)」に変え、社名も変更。一方の日清側も1億1千万円の賠償請求を取り下げるという。 日清側によると、どん兵衛の名前はうどんやどんぶりの「どん」と、かつて人名によく使われた「兵衛」を組み合わせた。その上で1976年に「どん兵衛きつねうどん」を発売して以降、昨年度までに約74億食販売したと主張。「同じめん類を扱う店の名前などに使われると混同されたり、日清側と取引がある店舗と誤解されたりする」としていた。